何もかも失い、どん底にあった私にカウンセラーがかけてくれた言葉によって、私は新しい人生を踏み出す決心がつきました。
もう一つ、カウンセラーから気になるキーワードを聞かされました。
「あなたを見ていると『教える』というキーワードが出てくるのよねえ」
教えるとは何だろう?何を教えるんだろう?そう思いましたが、カウンセラーにもそこまでは分からない様子でした。
でも最後にひと言、私にこう言ったのです。
「ねえ、植物療法って、知ってる?」
植物療法とは、植物の持つ力を活用し、人の心身をいやすケア法です。植物が放つ成分や香りが、人に作用することで起こります。
私は、この療法にとても興味を持ちました。日常的に使ういろいろなものに植物成分が入っているし、それらが人間にどう作用するのか、知ってみたいと思ったのです。
そこからの私の行動は、とても早かったと思います。
植物療法の第一人者が主催するスクールを受講し、「これはすごい!」と感動したのをきっかけに、日中は仕事をし、土日は東京に通ってスクールの講座を受け続けました。
そして翌年には植物療法の資格を取得。スクール側からは「いっしょにやってほしい」と声をかけられ、学校運営そのものを任されるまでになりました。
でも、事はそう順風満帆にはいかなかったのです。