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声紋分析とは「大切な自分を大切にする」ためのもの

今回は声紋分析の見方、使い方について詳しく説明していきたいと思います。

 

声紋分析がどんなものか、簡単にご説明すると、「自分の力を可視化したもの」です。

自分が本来どんな力を持っていて、その力を日常の中で使えているかどうかを診断するものです。

 

ここで重要なのは、声紋分析は、自分に「わたしはこんなタイプ」というレッテルを貼るものではない、ということです。

あくまで、自分の中にある本来の可能性に気づくためのものです。

目的は「大切な自分を大切にする」ということ。“本当になりたい自分”になるために、いま抱えている問題を解決する方向性を探るものです。

 

少し抽象的かもしれませんね。

ですから、ここからは、具体的な例を挙げながら、声紋分析の見方についてご紹介していきます。

12の「色」が意味するもの

声紋分析は、「声」の波動を分析することで、その人の持つ力を明らかにしていきます。

 

具体的には、自分の名前を6秒間マイクに吹き込み、それを専門の機器で分析することで、12色の色と3層の波形で表現していきます。

(下図を参照)

12色.png

まず「色」の解説からしていきます。

色は、ものごとを判断したり、何か行動を起こしたりするときの「傾向」「軸」を表します。

 

例えば、声紋分析でエメラルドの波形が強く出ている場合は、「聞く」という力が強い、ということを意味しています。

人には、資料や文章などを目で見たほうが理解しやすい人と、会話や音声などを耳で聞いたほうが理解しやすい人がいます。

エメラルドの波形が強い人は、耳から情報を得るほうが向いている人、と言えます。

 

みなさんのまわりには、「細かい資料を見ても理解できない…」という方がおられませんか?

この方の場合、「見る」の力があまり強くないために、資料を見ていっしょうけんめい理解しようとしても、うまくいかないことが多いのです。

 

もし、「見る」の力より「聞く」の力が強い場合は、口頭で説明したり、音声で聞かせてあげたりすると、すんなり理解できることがあります。

 

このように、自分の判断や行動の「傾向」「軸」を知っておくと、無理な努力をしたり、自分を責めたりすることが少なくなります。

 

自分が「聞く」の力が強いのであれば、相手に「資料より口頭で説明してもらったほうが理解しやすいので、そうしていただけますか?」とお願いすることができます。

そうしたほうが、ずっとストレスが少ないし、スムーズなコミュニケーションがとれます。

3つの「層」が意味するもの

次に、層の解説をします。

 

声紋分析では、自分の持つ力を3つの層にわけて表現します。

声紋分析.png

1番内側の層をご覧ください。ここは潜在意識の層で、その人の持って生まれた特性や才能、強みをあらわしています。

 

真ん中の層は無意識領域といって、思考のクセや習慣化したものをあらわしたものです。

 

そして1番外側の層は、顕在意識、つまり「発揮できている強み」をあらわします。

 

ハーモニアオアシスが目を向けるポイントは、この3層の波形がきちんとでているかどうかです。

具体的な事例をあげて説明していきますね。

 

ある会社に、部下の処遇のことで悩んでいる上司がいました。

この上司は、視覚、聴覚、体感覚全ての色をお持ちで、3層の波形がきれいに出ていました。

つまり、自分の力をきちんと発揮できている状態にありました。

 

一方、部下は、視覚のみの色をお持ちで、潜在意識と無意識領域には波形が出ていましたが、顕在意識には波形が出ていなかったのです。

つまり、持っている力をうまく力を出せていない状態にありました。

 

上司の方は、きちんと周りに自分の気持ちを伝えられるし、リーダーシップもとれるし、話も聞ける、そんな理想的な人でした。

でも、部下が自分の言ったことをきちんとできない様子をみるにつけ「なんできちんと話したことをしてくれないんだろう。こちらの意図が伝わっていないのかな…」と不安に思っていました。

そのため、部下との雇用契約の更新をどうしようか迷っておられました。

 

私は、この悩みを解決するため、上司の方といっしょに、部下の方の声紋分析のデータを見ていただきました。そして、こう伝えました。

 

「部下の方は視覚タイプなので、分析力や企画力があり、物事を長期的な視点で見れる力をお持ちです。ですが、今は何らかの状態でうまく力が出せていないだけです。上司であるあなたの言ったことをやらないのではなく、部下の方は部下の方なりに、上司の気持ちに応えたいと精一杯頑張っておられますよ」

 

また、こうもお伝えしました。

 

「視覚タイプの人には、口頭だけで伝えるのではなく、文字化したものを一緒に渡してあげると、その人の本来の力をより引き出せますよ」

 

すると上司の方は、「伝え方を変えるだけで力を発揮できるなら……」と、雇用契約を継続する決断をされました。

データの活用の仕方をいっしょに考える

このように、上司が相手のことを理解できると、部下に対する見方も変わり、伝え方も変わります。それによって、お互いにとって心地よい関係性が築けます。

 

声紋分析の意義は、ここにあるのです。

 

どうすれば良い関係を作ることができるのか。

そのために使うのが、声紋分析のデータなのです。

 

私は、声紋分析のデータをもとにしたセッション(対話)に力を入れています。

このセッションで、声紋分析のデータが意味することを話し合うことで、実際の現場に活かすことができるからです。

 

まずは声紋分析に触れていただきたい。

そんな願いを込めて、現在「データお渡しプラン」を試験的にスタートしております。

ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。